ダメージを受けた頭皮への植毛

Question:
頭部を強くたたくマッサージ法で、頭皮にダメージを与えてしまい薄毛が激しく進行しました。時間がたてば髪が生えてくるだろうと思っていましたが、1年以上たった今も髪は生えてきません。
そこで今回、自毛植毛を考えておりますが、頭皮にダメージを受けて脱毛した箇所の定着率は、通常の植毛と比べて低くなるのでしょうか?また、定着率が減少する場合、の程度減少しますか?
Answer:
頭部を強くたたくことにより、頭皮の組織内に繰り返し炎症反応が起こりますので、毛根組織にも繰り返しダメージが加わった可能性が考えられます。
炎症反応が治る際に、軽度の繊維性の変化が残る場合もあるでしょうが、そのような組織に自毛植毛をしても、髪はちゃんと生えてきます。
やけどの跡の硬い繊維性の瘢痕組織や、人工毛植毛後の感染による炎症性の瘢痕組織などによる、脱毛領域のある症例でも多数の自毛植毛治療を行い、正常の組織とほぼ同じように良好な定着率で実績を出しているクリニックもあります。 質問の内容より、頭皮には、やけどの跡ほどひどい瘢痕性組織はないでしょうから、正常の頭皮と変わらない、良好な定着率が期待できるだろうと思います。
一般的には、瘢痕性脱毛症に対する自毛植毛では、移植毛の定着率が低下するといわれていますが、クリニックによっては、良好な定着率の結果が得られているところもあります。カウンセリングの際に傷跡・瘢痕性脱毛への植毛を行っているか確認しましょう。