植毛の知識

手術の流れ2(株分け)

手術の流れ1で切り取ったストリップ(帯状の皮膚片)は、すぐに生理食塩水が入ったシャーレに移して、低温保存をします。
シャーレに入ったストリップを、株分け専門のアシスタントが、毛根を傷つけないようにして、皮下脂肪を取り除きます。
それから、毛幹を平行に切り分けて行き、移植するための小さなグラフト(移植片)に株分けします。


この時に、毛の再生活動を休止している毛根も活かせるように、株分けを工夫しています。
グラフトはいくつかの種類にしますが、
マイクロ・グラフト(毛髪1~2本を含むグラフト)
フォリキュラー・ユニット・グラフト(毛髪2~3本を含むグラフト)
ダブルフォリキュラー・ユニット・グラフト(毛髪3~4本を含むグラフト)
の3つのサイズを用意します。

例えば、頭髪本数3500~4000本のストリップ(帯状の皮膚片)は、縦1cm×横25cm程度ですが、およそ1200~1500のグラフトに株分けされます。

この作業は、執刀医師が患者さんの後頭部の縫合をしている間に行われます。
ちなみに自毛植毛の先進国アメリカでは、手作業に熟練したスタッフを養成することが、質の高い自毛植毛を提供するために最も重要だと言われています。"